芳薫堂の歴史
History of Hokundo125年の歩み
創業明治二十八年
一世紀余りの道のりを、芳薫堂は香一筋に歩んできました。創業当初は、国内唯一のタブの木の産地である九州・宮崎に工場を置いて和漢薬・漢方薬の原料や線香の主原料となるタブ粉、のり粉、ケイヒ粉などを、製粉加工をして各メーカーに納入。さらに、メーカーの代理店として販売活動を展開。いまでは、取り扱いアイテムも多数揃え販売も全国に広がっています。
独自の新しい香り
昭和初期には自社ブランドの開発に取り組み、現在の「七日香」の前身である「だんだら香」を発表。今日広く使われるようになった渦巻き線香の草分けとなりました。ついで香水線香「スワン」や「美やの花」「歌舞伎」などを昭和の時代に残してきました。
独自の香り・独自の意匠を世に問い、受け入れられ、芳薫堂の歴史は今日に至っています。
芳薫馥 郁 と未来にかおり
仏事はもちろんのこと、日常の暮らしのさまざまな場面で、香は大切な役割を果たしています。
古来、「香の十徳」と呼ばれるものがあります。
こうした香の効能は、現在ますます重要になっています。テクノロジーとスピードが取りこぼしてきた人間の内面をやわらかくすくいあげるもののアイテムと考えることが出来ると思います。
美しい音楽や映像が人の心の救いになるように、馥郁たる芳薫は、やすらぎのメッセージを伝えます。 一筋の煙のように、静かに、ひたすらに。芳薫堂は、いまを生き未来を志向する人の心に語りかけます。