技術・原料への
こだわり
Commitment to techniquesand raw materials
熟練の技が気品のある香りを生み、
繊細な心が高い品質を保証する。
世界各地から集められた高品質の香原料を、永年の経験で培われたノウハウをもとに調合。
熟練の技を生かした手作業と細やかな心遣いが、芳薫堂のお香の気品と品質を生み出しています。
練り
練り機に入れて温水を加え、丁寧に練り上げて「玉」をつくる。
盆切り
玉を押出し機にかけて、線香状に押出し、盆板で受けて竹べらで切る。
整形
盆板で受けた線香を干し板のうえに隙間なく並べ、歪みを矯正する。
乾燥
干し板のまま積み上げて自然乾燥。途中、板寄せを行って歪みを防ぐ。
板上げ・結束
乾燥した線香を一本ずつ確かめながら、一定量に束ねる。
箱詰め
それぞれの商品ごとに箱詰めして製品に仕上げ出荷する。
選び抜かれた天然の香料
沈香(じんこう)
【産地】ベトナム、東南アジア
【特長】樹脂を沈着、凝集したもの。香木の中でも最高級とされ、水に沈むことから沈水香ともいう。
白檀(びゃくだん)
【産地】マレー諸島、インド
【特長】木そのものが甘味のある香気を発する、東洋調の調合には不可欠。仏像など美術工芸材料としても貴重。
大茴香(だいういきょう)
【産地】ベトナム、中国南部
【特長】ダイウイキョウの成熟果実を乾燥。星型の果実は甘味と芳香があり、香料、スパイス、健胃薬として用いられる。
山奈(さんな)
【産地】ベトナム、中国南部
【特長】バンウコンの根茎を乾燥させたもの。香の原料のほか、芳香性健胃薬としても使われる。
甘松(かんしょう)
【産地】ヒマラヤ高地
【特長】香草の根茎を乾燥させたもの。香料のほか、鎮痛・鎮静、健胃薬として用いられる。
丁子(ちょうじ)
【産地】インドネシア(モルッカ諸島)
【特長】常緑香木のつぼみを乾燥。丁香ともいう。香料のほか、薬剤、スパイスの原料などに用いられる。
安息香(あんそくこう)
【産地】スマトラ、タイ
【特長】樹脂を乾燥させたもの。甘味のある香りを放ち、上質のものは薫香、または化粧品に用いられる。
桂皮(けいひ)
【産地】中国、スリランカ
【特長】樹脂を乾燥。シナモンともいう。香の材料として欠かせないものでスパイスや健胃薬、防腐剤としても用いられる。